~~~村民の声・12~~~

今日は70代の女性にお話をお聞きしました。

 

散歩をしていれば、阿武隈山系や霊山の山が見える。その山並みの奥に「故郷」がある。羽が生えていればそこへ飛んで行けるのに・・・。孫の写真を見れば孫の気持ちを考えて一緒には住めないんだなと涙する・・・。何かに没頭する集中力が1人でいるときにはない。準備して始めようかと考えていると、いつの間にか夕方なんだよ。。そんな毎日、そんな日々をもう2年続けてきたんだね。これは、私たちにしかわからない心情なんだよね・・・。ここ最近にきて私たちを含めた年輩者には酷な心情だよ。心の底から笑えない。フッとした瞬間に怒りと悔しさと望郷の念が押し寄せて涙が出てくる。だけど、我々が将来の子供たちに継承しなければならない食文化や伝統文化それらを保存し継承するにはどうしたらいいかと考えなければならないんじゃないんだろうか。そして、未来ある若者は飯舘の地で育んだ飯舘の心を持って前に進んでほしい。あの環境で育った子供たちは、絶対、前に進めると信じてるんだよ。

そして、私たちは、やっぱり飯舘の土に触れていたい。避難先で畑をやっていても、そこは私たちの土ではない。野菜も味が違う。漬物にしても同じ味をだせない。それが一番悔しいのかもね・・・。

あの風景・あの風・あの土にもう1度触れながら、感謝しながら、今生を終えられれば私達年輩者はそれが「希望の光」なんだよね。だけれど、これからを生きていく飯舘の若者たちの心配とこの苦難を与えてしまった、我々昭和の戦中・戦後を生きてきた人たちが一人一人奮い立って行かなければならないのも感じるよ。責任として。本当に申し訳ないと・・・。この2年色々な感情の中、生きてきた。心中は複雑。

 

この2年あまり、色々な葛藤、様々な誹謗中傷を浴びせられながらそれでも懸命に前を向こうとそして「生きる」事に必死になってこの避難という現実に向き合ってこられ、ここにきての心労は大変なものだと感じました。

これから、どんな復興案が出されるか、アンケートなどが行われていますが、本当に大事なのは一人一人の思いに耳を傾け、そして、その人が望む復興がつくづく大切な事なのではないかと思いました。

~~~村民の声・13~~~

50代の男性のお話

「度重なる、除染等々の説明会の在り方に正直疲れたと何を言ってもその説明会は結果が決まっている形だけの説明会なんだ」と。「それを躍起になって反論したところで結果は変わらず住民の意見は無視同然の扱いだ。検討させて頂きます。持ち帰って考慮致しますとか。言っておきながら未だに返事が来ていない。その場しのぎの説明会ならしなくても良いんじゃないか。そして、結果が決まっている説明会で住民に聞きましたという、デタラメな説明会を辞めさせたい。でも、ほとほと疲れたそうだ。」

無理に頑張らなくても良いんじゃないかな。自分ペースで少し、パワーを付けてまた、踏ん張って欲しい。そう想います。

国の説明会の可笑しさに益々信用がなくなり、どんどんうわべだけでの復興がなされていくんだな~って事が改めて思いました。政治家のみなさん、我々住民を置いてきぼりにしないで、同等の目線になって自分事としてお考えいただきたい!切なる思いが溢れました。